体の雑学『味覚が持つ意味』
子供の好き嫌いはある程度似通っています。
貴方のお子さん、又は貴方自身が子供だった時の好き嫌いを思い出してみて下さい。
「甘いお菓子が好きだったなぁ。そのせいで私太ってたんですよねぇ」
「コーヒーとか、焼き魚とか苦いモノが苦手でした!今はブラックコーヒーも好きなんですけどね!」
のように、子供のころと、今とでは好き嫌いがある程度変化していると思います。
この好き嫌いの変化には、味覚が持つ意味が大きく関係しています。
ということで今回は
『味覚が持つ意味』
という雑学です。
この記事を読む事で
◎、味覚に関する雑学が一つ増えて、雑談に使えるようになります。
◎、貴方が知らない辞書の魅力を知れます!
◎、私の記事を何個も読んでいるとジワリジワリと、貴方は辞書の面白さにハマって行くはず!
それでは早速見て行きましょう!
体の雑学『味覚が持つ意味』
味覚とは
甘味、塩味、旨味、苦味、酸味
の5種類になります。
この5種類には、人間が生きる上での本能とも呼べる意味があります。
甘味=エネルギー源の味
塩見=ミネラルの味
旨味=アミノ酸の味
だから大人よりも本能で生きている子供はこれら3つの味が好きな傾向にあります。
「甘いお菓子が好き!」
「塩辛いモノをちょっとだけ舐めるのが好き!!」
「出汁の元を舐めてみたい!!!」
なんてことをするわけです。
残りの2つは
酸味=腐った味
苦味=毒の味
だから本能的に体を守るため、子供はこれらの味を嫌う傾向にあるんです。
「トマト、酸っぱいミカンは嫌い!」
「ピーマン、レバー嫌い!!」
なんて定番ですよね。
「でも私大人になったら食べられるようになりましたよ!」
そんな食べ物も多いですよね?
それは何ででしょうか?
その理由は大きく2つあります。
① それが安全だと経験したから
② 味覚の性能が上がったから
です。
幾ら苦手な食べ物でも、食べているうちに
「これは大丈夫なモノなんだ!」
と記憶に刻まれれば食べられるようになります。
味覚は本能的に食べられるモノと食べられないモノを区分するための機能なので、経験から
「これは食べられるモノ!」
となれば苦痛じゃなくなるわけですね。
だからこんな現象も起きます。
子供の頃に本能が拒否しているのに、大人の都合で
「これは栄養があるから食べなさい!」
と無理矢理食べさせられ、嫌な記憶と結びつき大人になっても食べられない。
子供の好き嫌いはわがままではなく、本能による判断なので、無理矢理食べさせるのはマイナスしかありません。
良い経験と結び付けば食べられるようになるので、子供のことを本気で考えるなら無理矢理食べさせるのではなく、良い経験と結びつけましょう!
味覚が発達することで食べられるようになるとは、主に酸味に関してです。
酸味には
『体に悪い腐敗』と、『体に良い発酵』
があります。
子供の頃はこの違いはわからないので、酸味は嫌いなわけです。
しかし、大人になるとこの区別が付くようになるので、酸味があるモノを好きになる人が多いわけです。
なお、余談ですが、辛味は味覚ではなく、
『触覚』
です。
舌で感じる痛みなんですね。
新選国語辞典による『味』の意味
新選国語辞典の特徴は
『表現が硬い』
そんな新選国語辞典に
『味』
はどう書かれているのか見てみましょう!
① 飲み物、食べ物が舌に与える感じ。
② おもむき。おもしろみ。興趣。
③ 気がきいていること。
④ 体験によって知った感じ。
新明解国語辞典による『味』の意味
新明解国語辞典の特徴は
『表現が面白い』
そんな新明解国語辞典に
『味』
はどう書かれているのか見てみましょう!
① 舌が飲食物に触れた時に起こる感じ。
〔甘い・辛い・しょっぱい・えぐい・渋いなど。ただし、冷温の感じは除く〕
② 体験しなければ分からない、そのものの感じ。
③ 他の何物でも置き換えることの出来ない、その物事おもしろみ。
「辛味は味じゃないよ!」
といった直後に例示で辛味を書かれてしまいましたね(^^;)
最後に
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