保険に関する雑学『自賠責保険にも加入していない人との事故の保障は?』
「ひき逃げをされて犯人が捕まらなかったら、被害者は泣き寝入りなの?」
「事故の相手が自賠責保険にも加入していなかったら、被害者は泣き寝入りなの?」
普段あまり意識しないかもしれませんが、当事者になったり、よくよく考えてみたりしたらそんな疑問が湧いてきませんか?
実際にそのような状況で泣き寝入りをしてしまっている被害者は多いようです。
「事故に遭って被害者は泣き寝入りで、犯人は逃げ特とかあり得ない!?」
と思いますよね。
そこで今回は
『自賠責保険にも加入していない相手との事故の保障は?』
という内容です。
この記事を読む事で
◎、もしも事故の相手が任意保険にも、自賠責保険にも未加入だったとしても保障を受けられるようになります
◎、貴方が周囲に広める事で泣き寝入りする被害者が減ります。
◎、保険に関する雑学が増えて、雑談に使えるようになります。
それでは相手が何の保険にも加入していない時の保障について見て行きましょう!
『ひき逃げ・無保険の相手との事故でも保障が受けられる』
実は、事故の相手が
◎、ひき逃げをして捕まらない
◎、任意保険にも、自賠責保険にも加入しておらず、お金も持っていない
そんな時には、国が保障してくれる制度が存在しています。
ただし、この制度はとても知名度が低く、窓口とされている場所の職員ですら知らないことが多いです。
実際に元警察官の私ですら知りませんでしたからね。
しかも、
『被害者からの申請』
がないと保障を受けられません!!!
だから誰にも教えて貰えないまま泣き寝入りをしてしまう被害者が多いんですね。
でも貴方は大丈夫!
そんなときに保障してもらえる制度をこの記事と出会うことで知れたのですから!
その制度を
『政府保障事業』
と言います。
>>>実際に事故に遭い、損害賠償を受けるときは?【国土交通省】
この保障を受ける手順は主に次の3つ
①、警察に通報する
②、保険会社の窓口へ行く
③、申し込む
では、相手から保障を受けられない被害者が、国から保障を受ける手続きを更に詳しく見て行きましょう!
政府保障事業に申し込む手順
<①、警察に通報する>
この政府保障事業は
◎、ひき逃げ被害者
◎、事故相手が保険未加入で財力もない場合
の保障ですので、まず最初は普通の事故の決まりの通りに警察へ通報します。
そこで実況見分や事故の状況等の説明をするのは普通の事故と同じです。
警察に届け出をしないと、事故証明書が出ませんので、保険も保障も受けられませんし、法的な義務なので、事故に遭ったら必ず警察へ通報しましょう。
<②、保険会社の窓口へ行く>
政府保障事業を申請する場所は保険会社の窓口になります。
代理店ではなく、正規の店舗窓口になります。
自動車保険を取り扱っている保険会社であればほぼどこでも問題ありません。
どの会社の窓口で申し込めるかは、先程紹介したこちらに一覧が載っています。
>>>実際に事故に遭い、損害賠償を受けるときは?【国土交通省】
ただし、先程も少し言いましたが、保険会社の人達も知らないことがあります。
実際に私も、身近な人がひき逃げ被害に遭った際に書類を貰いに行ったところ
「えっと、すみません。その制度を存じ上げないので、本社に問い合わせて、取り扱っていましたら、後日書類を郵送させていただきますね。」
という形になりました。
<③、申し込む>
その場で申請書類があればその場で申し込みも可能です。
私の場合のように窓口に書類がない場合は、後日自宅にパンフレットと共に書類が届きますので、必要事項を記載して書類を提出しましょう。
申し込み期間も先ほどの国土交通省のページに載っています。
「いつから申し込み可能か?」
が怪我の状況によって違いますが、いずれも
『事故があった日から3年以内』
に申し込まないと保障は受けられなくなります。
まとめ
このように
◎、ひき逃げに遭い、犯人が捕まらない
◎、事故の相手が自賠責保険にも未加入で、財力もない
そんな時にでも国が保障してくれる制度があるんですね。
ただし、物凄く知名度が低く、被害者が申請しないと保障は受けられないという欠点もありました。
しかし、この記事で貴方はそのことを知れました。
今後もしも貴方が事故の被害者になっても、泣き寝入りせずに保障を受けられますね。
更に、貴方が周囲にこの制度を広めることで、ひき逃げ等による泣き寝入りする被害者が減っていきます。
この記事は存在を教えただけっで詳細は分からないでしょうから、まずは国土交通省のこちらのページ
>>>実際に事故に遭い、損害賠償を受けるときは?【国土交通省】
を読むなり、
『政府保障事業』
で検索するなりすることから始めてはどうでしょうか?
もっと行動派な貴方は、実際に近所にある保険会社の窓口へ行って、資料を貰うのも良いと思います。
まずは小さくても良いので何か行動をしてみて下さい。
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